てらへ [ヤマト発進!!]
地球を救う為に宇宙戦艦ヤマトはイスカンダル目指し航行中であった。
「・・・地球・・・」
だが眼前に見える星は故郷の地球である。
「真田君、あれは地球に見えるが、どうなんだ?」
「艦長、まさしくあれは地球です」
「そうか、しかし我々は今イスカンダルに向っている途中だったね?」
「その通りです」
「説明を求めたいが、いいかな?」
「勿論です、艦長が焦ってワープボタンを押したから誤作動を起こしたのです」
艦長は深い溜息をついた。
「・・・時に真田君」
「はい」
「突然だが君に特別ボーナスを支給したい」
「有り難うございます」
「うむ、そう上でもう一度聞く、何故ヤマトは地球に逆戻りしてしまったのかね?」
「ワープのシステムが未完成だったからです」
「そうか、そうか、出来立てのホヤホヤだから仕方あるまい」
「では早速修理をしてきます」
「うむ、頼んだぞ、わはははははは」
「おまかせ下さい、わはははははは」
真田は踵を返しエンジンルームに向った。
艦長はホッと一息ついてそのまま艦長室に戻ろうとしたが背後に視線を感じて振り返った。
すると廊下の角から島大介が怪訝な顔をしているのが見えた。
「・・・」
-つづく-
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2012-04-28 23:59
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