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仮面基地を追え [デスラー係長]

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タランは悩んでいた。
何故なら今週また仮面舞踏会の催しがあるからだ。
タラン「あの方はきっと裸で現れるに違いない」
デスラー係長は学習能力に一抹の不安がある人だからだ。
タラン「前回は警察が出る騒ぎに発展したものの、会社がもみ消してしまった。
全く会社はあの方に対して甘いのではないだろうか」
などと考えに耽っていた所、向こうからそのデスラー係長がやってくるのが見えた。
遠目からでもよく分かる、今回も仮面しか付けてない…

デスラー係長「タラン、受付仕事御苦労、そら招待状だ」
タラン「デ、デスラー係長様。あれ程言ったのに何故また裸で来たのですかッ」
デスラー係長「タラン、確かに裸に近い格好だがちゃんと仮面をつけておる。
裸ではないぞ」
タラン「それが裸なんですよ!!…せめて股間を隠していたならまだ良かったのに。
いくら仮面だけで良いと思ったにせよ、どうして躊躇無く裸で歩けるのか…」

タランの余りの嘆き様にさすがのデスラー係長も困ってしまった。
デスラー係長「…股間が問題か、困ったな。そういうことは招待状に明記してくれないと」
タラン「普通そんな勘違いする人は御座いません」
デスラー係長「見ての通り仮面以外何も持っておらん。しかし自宅に天狗のお面がある。
あれを取って来させて腰につけよう。それでいいかな?」
タラン「いいわけないッつーの!!」



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