マニフェストの価値は [疾走メロス]
鳩山由紀夫は走った。
必ずやマニフェストを実現しようと走り続けた。
だが無常にもスキャンダルが暴かれ、削減する筈の予算は膨れ上がり、気がつけば支持率は下降していた。
そして遂には四肢を投げ出しどうっとばかりに倒れ伏してしまう。
もはやこれまでか…公約を投げ出すつもりはなかったが、体がいう事をきかぬ。
きっと皆の者は私を罵り笑うであろう、
しかし私はマニフェストを遣り遂げる気持ちに嘘偽りはない。
私の信実は神も御覧だ。
ただ気持ちに現実が追いついていかないのもまた真実である。
暴君ディオニス王は鳩山に言った。
ちょっとだけマニフェストを守ればいい、
後は全て反故しても国民は馬鹿だからそれで許されるさ。
いいやそんな事は私の信実が断固として許さない。
鳩山由紀夫はふらふらになりながらも立ち上がり、また走り始めた。
「でも殆ど実現出来ないマニフェストである事も神は御存知の筈だ」
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2009-12-10 17:27
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