熱き誓いの夜に [ここ掘れ、トシハル]
或る日の夕暮れのことです。
トシハルという若者が途方に暮れておりました。
そこに白髪に長い白髯を蓄えた老人が声をかけました。
「何を考えておる?」
若者は答えます。
「実は一文無しで今日食べるものにも困っております。
ですからどうしたものかと悩んでいるのです」
すると老人は若者の影の頭の部分を杖で指し、
「夜中にここを掘るが良い」
と言い残して去って行きました。
他に当ての無かった若者は老人の言うとおりに掘ってみました、すると、
古い壺が見つかり、中から1万2千円が出てきました。
「……」
中途半端な金額に若者はますます気が滅入ってしまいましたとサ。
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2009-04-29 23:35
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