マダマダイエー [疾走メロス]
メロスは走った。
自分の身代わりになった親友セリヌンティウスの為、
メロスは全身全霊をかけて走り続けた。
だがそんなメロスをあざ笑うかの如く、無常にも時は過ぎてゆき、
気がつけば日も暮れようという頃になっていた。
すまないセリヌンティウス!!
だが信じて欲しい我が友セリヌンティウスよ。
私は全力を尽くしたのだ、最後の最後まで、
血の一滴に至るまで振り絞って走り続けたのだ。
望むなら我が胸を切り裂いて心臓をお目にかけたい!!
愛と信実の血液だけで動いている我が心臓を!!
決して私は遅刻したくてした訳ではない、信じて欲しい。
「…これで良し」
メロスはベッドで寝ながらセリヌンティウスにメールを送信すると、
安心したのか、二度寝した。
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2009-12-08 01:14
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