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産みが怒りに染まる時 [シャアの憂鬱]

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散歩していたシャアは、ある看板に視線が釘付けになった。

その看板には20円ドーナツのお店と書かれてあった。
「ふふふ、見せて貰おうか連邦軍の、じゃない、20円のドーナツとやらを!」

店内に入るとショーウィンドウにその20円ドーナツがあった。
通常のよりは小粒だが売値が20円であることを考えたら妥当な大きさである。
シャアは話のネタにと1つ買って帰ることにしたが、しかし、
店のおばさんに一個だけでは売れないと拒否されてしまった。
驚くシャアにおばさんは壁に張られた注意書きに指差す。
「…なんだって、10個からしか売らないだと?」
不満ではあるがそう言う取り決めなら仕方が無い。
シャアは渋々10個入りのを買って帰宅をした。

その夜、シャアは布団に入ってからもまだ納得がいかなかった。
「例えば画鋲が1ケース100本入りで200円で売られてたとしよう。
これを2円画鋲として宣伝しながら100本からしか販売しないというのと同じ、
これは巧妙な詐欺ではないのか?
20円ドーナツというなら1個20円から販売するのが本当ではないか」
イライラして寝付けなくなったシャアは、夜中にガルマに電話をかけるのであった。

「……む、留守電…もしもし赤い彗星ですが、またかけます」



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